3-7. アミノ酸,ペプチド,タンパク質
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1) アミノ酸
構造
アミノ基($ \mathrm{-NH_2})とカルボキシ基($ \mathrm{-COOH})をもつ有機物 タンパク質を構成するアミノ酸は20種類のみ
性質
アミノ酸は水中でアミノ基やカルボキシ基が電離し、それぞれ正(電子を失う)と負(電子を得る)に電気を帯びる
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このように、アミノ酸は分子の大きさ、電気的性質、親水性がすべて異なるが、この特徴はそのままタンパク質にも反映され、タンパク質を等電点の違いで分離することができる(二次的電気泳動法) 2) ペプチド結合
$ \mathrm A_1と$ \mathrm A_2の2個のアミノ酸があったとき、$ \mathrm A_1のカルボキシ基と$ \mathrm A_2のアミノ基の間で両者が共有結合することができる https://gyazo.com/0a7a29751a27e573e50251dfcd57f2d4
この反応が$ \mathrm{A_3, A_4\cdots}と続くことにより分子が延びる
この反応の進行方向は細胞内でも同じ
3) タンパク質
ポリペプチドの鎖が機能をもつように正しい立体構造をとったもの https://gyazo.com/19a27c88dd4e5f8d62f6597e8893e128
タンパク質中のペプチド鎖はアミノ酸配列によりらせん構造(αヘリックス)やヒダ状構造(βシート)をとる 三次構造をとった複数のタンパク質(サブユニット)がゆるく結合した状態 タンパク質の高次構造が壊れてタンパク質が活性を失った状態 memo: タンパク質の折り畳みを行うタンパク質
遺伝子工学的に細胞内に大量のタンパク質を発現させると、それらが正しく折り畳まれないために不溶化することがあるが、シャペロニン(e.g. 大腸菌のGroEL)を同時に発現させることで不溶化が防止できる